おでかけ・旅行

歴史を感じる徳島の秘境とその先の温泉へ!二重かずら橋

徳島の秘境・二重かずら橋を皆さんはご存じですか?

この記事では、宿泊先のゲストハウスで仲良くなったお客さんに教えてもらって行った、二重かずら橋・松尾川温泉をご紹介します。

徳島県にあるかずら橋とは?

徳島県・祖谷渓(いやけい)と呼ばれる深い渓谷で、1989年に日本の秘境100選にも選定された祖谷。

そんな祖谷での有名スポットといえば、かずら橋です。

かずら橋、といわれるように、冬場の厳寒な山間で採取した、自生の「シラクチカズラ」を編んで作られており、重さはなんと約5トンにもなるそう。

当時の人々には大切な生活路として、祖谷川各所に計13本掛かっていたようですが、現在は西祖谷山村の「祖谷のかずら橋」と、東祖谷の「奥祖谷二重かずら橋」の男橋・女橋の計3本しか残っていません。

 

「祖谷のかずら橋」は、日本三奇橋(他、猿橋/山梨県甲府市、錦帯橋/山口県岩国市)と呼ばれ、国指定重要有形民俗文化財にも指定されています。

奥祖谷二重かずら橋

「祖谷のかずら橋」より上流、車でさらに約1時間ほどの場所に「奥祖谷二重かずら橋」はあります。

二重かずら橋と呼ばれている通り「男橋(おばし)」「女橋(めばし)」と呼ばれる、2本のかずら橋が架けられています。

かずら橋の足元は細い丸い木が丈夫な蔓で巻きつけられているのですが、まあまあな隙間があり、また中心部に行くにつれ揺れも大きくなりスリル満点です!

かずら橋へは、必ず動きやすい服装、靴で行きましょう!

野猿

そんな二重かずら橋のすぐ横には野猿(やえん)と呼ばれる人力のロープウェイが。

渓谷にかかった籠に乗り、手でロープを手繰り寄せて人力で渡る、昔ながらの移動手段で、実際に体験可能です。

見た目以上にロープを手繰り寄せるには力が必要なので、他のグループの皆さんと協力して引き寄せましょう!

※野猿は現在、故障中の為使用を禁止されています。

徳島県・奥祖谷二重かずら橋へのアクセス

 

名称:「奥祖谷二重かずら橋」
住所:徳島県三好市東祖谷菅生620
マップ:
定休日:12月~3月
営業時間:4~6月 9:00~17:00 7月8月 8:00~18:00 9月~11月 9:00~17:00 12月~3月 冬季休業
電話番号:0883-76-0877 (三好市観光協会)
料金:大人(中学生以上)550円 小人(小学生)350円 幼児無料
公式ホームページ:https://miyoshi-tourism.jp/spot/okuiyanijukazurabashi/

徳島県の小さな山奥の名湯 松尾川温泉

かずら橋・野猿を堪能した後、宿泊先でおすすめされた松尾川温泉へお邪魔しました。

街灯が少なくしっかり舗道されていない一本道を、山へ向かって上り続ける必要があるため、正直アクセスが良いとは言いにくいですが、おすすめできる名湯でした。

源泉かけ流しの温泉で、美肌効果も期待されるアルカリ性の単純硫黄泉。

お湯はヌルヌルしていて、効果が期待できそうな気が・・・こじんまりと、でも地元の方から愛されている、そんな温泉だと感じました。

 

名称:松尾川温泉
住所:〒779-5165 徳島県三好市池田町松尾黒川2-1
マップ:
アクセス方法:井川池田ICから車で約33分
定休日:火・水曜日(祝日の場合は営業)、12/30~1/3
営業時間:10:00~20:00
定員:男女各20名
電話番号:0883-75-2322
料金:一般(中学生以上)520円 小学生 320円 小学生未満 無料
※シャンプー、ボディソープ備え付けあり
公式ホームぺージ:https://www.awanavi.jp/spot/21308.html

徳島県の二重かずら橋で癒されよう

二重かずら橋・松尾川温泉へ向かう道は、どちらも細く、街灯も少ない一本道が続くので運転に慣れていない方には、なかなかのチャレンジ旅行になるかもしれません(筆者は同行者が運転に慣れていたので任せっきりでした…)。

ですが、行く価値はアリ!

自然豊かな徳島の秘境へ、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?

ライター:お出汁とひろし/エディター:雪山虎子