
おうちで涼しく!熱い思いの詰まった夏の高校野球を観戦
今年は猛暑が予想されますが、毎年夏を熱く盛り上げてくれるのが高校野球。
近年は当日のチケットを買おうと早い時間から並んでも、球場に入れるのはその日の最終試合になるほどの人気っぷり。以前は無料で観戦できる座席もありましたが、現在は有料座席の販売になっているほど人気が広まっています。
そんな甲子園に現地観戦しに行くのも楽しめますが、筆者はおうちで涼しく観戦するのも夏場の楽しみと考えています。
涼しいおうちでも観戦を楽しめるよう、夏の高校野球の見どころをご紹介します⚾
夏の甲子園の歴史
2018年に記念すべき第100回大会となった夏の甲子園。
第1回大会が行われた1915年は出場校10校から始まり、全国の代表校が出場する大会ではありませんでした。
初めて全国の代表校が集まり出場したのが1958年の第40回大会からで、1978年の第60回大会から毎年全国の代表校が揃うようになり現在に至ります。
地方大会
6月上旬から中旬ごろにかけて地方大会の対戦カードを決める抽選会が始まり、6月下旬から7月下旬にかけて各都道府県の代表校を決める地方大会が行われます。
毎年沖縄大会の開幕が最も早いのですが、選手の負担を減らすという目的で過密日程を防ぐため、今年の兵庫大会は史上最も早い6月25日から開幕し、7月末までに全国49の代表校が決定する予定です。
夏の甲子園
今年の第104回大会は8月6日より開幕します。
抽選で対戦相手を決定し、全国から集まった49の出場校がトーナメント方式で競い合います。
北海道と東京からは毎年それぞれ2校ずつ出場しています。
北海道は移動距離が長く負担がかかることから北北海道と南北海道に分けられ、東京は1校を決めるとなると優勝するまでに最大8回戦も勝ち抜かなければいけなくなっていたことから、甲子園で戦う頃には力を使い果たしてしまいベストなコンディションでの試合が困難という意見があり、東東京と西東京に分けられるようになりました。
春の甲子園とは違い、勝ち上がってきた各都道府県の代表校同士の戦いとなり、3年生は引退もかかった試合となるため、毎年熱い盛り上がりを見せてくれます。
チーム一丸となり全力で戦っている姿を見ているこちらまで胸が熱くなり、感動に涙してしまうこともあります。
甲子園の土を持ち帰る理由
試合終了後、甲子園の土を集めている高校球児の姿をテレビでもよく映されていると思います。
始まりは、1937年の第23回大会で決勝戦で敗れてしまい準優勝となった川上哲治選手が持ち帰ってからではないかと言われています。
甲子園に出場できるのは全国のわずかな高校球児だけといった狭き門なので、出場した記念として何か形あるものを残したいと「人生の思い出」として持ち帰られるようになりました。
85年もの伝統が受け継がれています。
涼しいおうちで歴史ある夏の甲子園観戦を楽しもう!
現地観戦で楽しむのももちろんですが、実況や解説の方が出場高校の特徴を語ってくれたり、出場する選手のストーリー映像があったりとおうち観戦でしか楽しめない魅力もあります。
初出場の高校が勝ち進んでいき応援したくなったり、将来のスター選手になるかもしれないドラフト候補の選手の活躍を見たりと、試合の勝敗だけでなくいろんな楽しみ方もできるので、家族や友人と一緒におうち観戦で応援しましょう!
ライター:雪山虎子/エディター:ウルトラマンhacchi