「お風呂の換気扇、そういえばフィルター掃除したことないかも…」
「排水口の髪の毛は取るけど、奥のフィルターまではちょっと…」
「フィルター掃除って、面倒くさそうだし、見えないから後回しにしがち…」
お風呂を清潔に保つために、浴槽や床の掃除はしていても、「フィルター」の掃除となると、ついつい忘れがち、あるいは見て見ぬふりをしていませんか?
でも、お風呂のフィルターは、快適で衛生的なバスタイムを保つために、実はとても重要な役割を担っています。そして、放置すると、カビや悪臭、換気効率の低下などを招く可能性もあるのです。
この記事では、お風呂の主なフィルター(換気扇・排水口)の種類と役割、そして具体的な掃除方法、適切な掃除頻度、さらに面倒な場合の解決策について、分かりやすく解説していきます。
- お風呂にある主なフィルターの種類と役割
- 換気扇フィルターの基本的な掃除方法
- 排水口フィルターの簡単お手入れ術
- フィルター掃除の適切な頻度
- 面倒なフィルター掃除をプロに任せる方法
Contents
お風呂のフィルターってどこ? 主な種類と役割
まず、お風呂にある主な「フィルター」について確認しましょう。主に2種類あります。
意外と汚れてる!「換気扇フィルター」
浴室の天井や壁についている換気扇(または浴室乾燥機)の吸い込み口には、ホコリなどをキャッチするためのフィルターが付いていることがほとんどです。このフィルターは、湿気やホコリを吸い込むため、放置するとホコリがびっしり詰まったり、カビが発生したりします。フィルターの形状は、薄いシート状のものや、格子状のものなど様々で、使い捨てタイプと、洗って繰り返し使えるタイプがあります。
ぬめりの原因?「排水口フィルター」
洗い場の排水口の内部にも、髪の毛や石鹸カスなどのゴミを受け止めるためのフィルター(ヘアキャッチャー、目皿などとも呼ばれます)が付いています。ここを掃除せずに放置すると、髪の毛やゴミが溜まり、ぬめりや悪臭、排水詰まりの原因となります。常に水気にさらされる場所なので、雑菌も繁殖しやすいため、こまめな掃除が必要です。
なぜ掃除が必要?放置するリスク
これらのフィルター掃除を怠ると、どうなるのでしょうか? 換気扇フィルターが詰まると、換気効率が著しく低下し、浴室内に湿気がこもりやすくなります。その結果、カビが繁殖しやすくなり、不衛生な環境になってしまいます。最悪の場合、換気扇本体の故障に繋がることも。排水口フィルターの詰まりは、悪臭や排水不良、さらには害虫の発生原因にもなりかねません。
【換気扇フィルター編】簡単!お掃除の手順
見落としがちだけど重要な、換気扇フィルターの掃除方法です。
準備するものと安全確認
まず、掃除機(ブラシ付きノズル)、使い古しの歯ブラシ、中性洗剤、スポンジ、雑巾、ゴム手袋などを用意しましょう。フィルターが高い位置にある場合は、安定した脚立や踏み台も必要です。最も重要なのは安全確認。感電防止のため、必ず換気扇の電源(ブレーカー)を切ってから作業を始めてください。
安全第一!必ず電源OFF!
換気扇の掃除は、必ず電源を切ってから行いましょう。濡れた手でスイッチなどに触れないよう注意してください。
基本の掃除方法(ホコリ取り・水洗い)
まず、換気扇のカバーとフィルターを取り外します(取扱説明書を確認)。取り外したフィルターに付着した大きなホコリを、掃除機で吸い取ります。細かい部分は歯ブラシなどでかき出すと良いでしょう。その後、ぬるま湯に中性洗剤を溶かし、フィルターを浸け置きするか、スポンジで優しく洗います。汚れが落ちたら、洗剤が残らないようによくすすぎ、完全に乾かしてから元に戻します。完全に乾かすことがカビ防止のポイントです。
頑固な汚れには「つけ置き」も
ホコリや軽いカビなら上記の方法で落ちますが、油分を含んだようなベタつく汚れや、しつこい黒カビが付いている場合は、つけ置き洗いが効果的です。中性洗剤や、素材によっては酸素系漂白剤などを溶かしたぬるま湯に、30分~1時間ほどつけ置きしてから、ブラシなどでこすり洗いすると、汚れが落ちやすくなります。(※フィルターの素材によっては漂白剤が使えない場合があるので注意)
関連記事:「カビ取り」の方法 URL
【排水口フィルター編】ぬめり・髪の毛スッキリ!
毎日のお風呂掃除のついでに、サッとできると理想的な排水口フィルターの掃除です。
準備するもの(ブラシ・洗剤・手袋)
使い古しの歯ブラシや専用のブラシ、浴室用の中性洗剤、そしてゴム手袋を用意しましょう。頑固なぬめりには、カビ取り剤や重曹・クエン酸なども役立ちます。
髪の毛・ゴミを取り除く
まず、フィルター(目皿やヘアキャッチャー)に溜まった髪の毛やゴミを、ティッシュなどを使って取り除きます。これを毎日行うだけでも、ぬめりや詰まりの予防になります。
ブラシと洗剤で「ぬめり」を撃退
フィルターや排水口内部のぬめりは、ブラシに浴室用中性洗剤をつけて、しっかりこすり落としましょう。細かい部分は歯ブラシが便利です。それでも落ちない頑固なぬめりやカビには、カビ取り剤を使用するか、重曹ペースト(重曹+少量の水)で磨いたり、クエン酸水をスプレーしたりする方法もあります。(※カビ取り剤とクエン酸の同時使用は厳禁!)最後にしっかり水で洗い流します。
フィルター掃除、どのくらいの頻度でやるべき?
フィルターを清潔に保つためには、どのくらいの頻度で掃除するのが理想的なのでしょうか?
換気扇フィルター:月1回が目安
換気扇フィルターは、ホコリが溜まりやすいため、月に1回程度の掃除が推奨されます。ただし、浴室の使用頻度や換気扇の性能、フィルターの種類によって汚れ具合は変わるので、実際に汚れ具合をチェックして、掃除頻度を調整すると良いでしょう。
排水口フィルター:週1回~毎日?
排水口のフィルター(ヘアキャッチャーなど)は、髪の毛や石鹸カスが毎日溜まる場所です。理想を言えば毎日、溜まったゴミを取り除くのがベスト。ぬめり取りなどの本格的な掃除は、最低でも週に1回は行いたいところです。
こまめな掃除が、後々の大変な掃除を防ぐ一番のコツです。
「大変…」なら無理せずプロの手も
推奨される頻度を聞いて、「そんなの無理!」と感じた方もいるかもしれません。特に換気扇フィルターは、高い場所にあったり、取り外しが面倒だったりすることもあります。そんな時は、無理して自分でやろうとせず、プロの手を借りるという選択肢もあります。
面倒なフィルター掃除、家事代行に任せられる?
換気扇のフィルター掃除も、排水口のぬめり取りも、正直言って「面倒くさい」「できればやりたくない」と感じる家事の一つですよね。特に、忙しいワーママにとっては、後回しにしがちな場所かもしれません。
そんな面倒で、つい忘れがちなフィルター掃除も、家事代行サービスに依頼することができます。
関連記事:「家事 代行 掃除」の範囲 URL
多くの家事代行サービスでは、浴室全体の掃除の一環として、排水口の掃除や、手の届く範囲の換気扇フィルターの掃除(ホコリ取りや簡単な洗浄)に対応しています。定期的にサービスを利用すれば、あなたが意識しなくても、フィルターが清潔に保たれるのです。
自分でやる手間や時間、そして「やらなきゃ…」という精神的な負担から解放され、常に清潔で快適な浴室環境を維持できる。これは、家事代行を利用する大きなメリットの一つと言えるでしょう。特に、細かい場所の掃除が苦手な方や、忙しくて時間が取れない方には、おすすめです。
関連記事:「大掃除 代行」でまとめて依頼も URL
まとめ:フィルター掃除で快適・清潔なお風呂空間を
お風呂の換気扇フィルターや排水口フィルターは、見落としがちですが、浴室の清潔さと快適さを保つ上で重要な役割を担っています。放置すると、カビや悪臭、換気効率の低下などを招くため、定期的な掃除が必要です。
換気扇フィルターは月1回を目安にホコリを取り、水洗い。排水口フィルターはできるだけ毎日ゴミを取り、週1回はぬめり掃除を心がけましょう。クエン酸なども石鹸カス汚れには有効ですが、使用上の注意点は必ず守り、安全に行ってください。
もし、フィルター掃除が「面倒だ」「時間がない」「大変だ」と感じるなら、無理は禁物です。家事代行サービスを上手に活用し、プロの手で定期的に綺麗にしてもらうことで、あなたは負担から解放され、常に清潔で快適なバスタイムを楽しむことができます。
- 換気扇・排水口フィルターは清潔・快適の要!
- 換気扇は月1目安でホコリ取り&洗浄(電源OFF!)。
- 排水口はこまめにゴミ取り、週1でぬめり掃除。
- クエン酸も石鹸カスに有効だが、注意点を守る。
- 日々の予防(流す・拭く)で汚れを溜めない!
- 面倒なら家事代行に任せてストレスフリー!
フィルターまですっきり綺麗なお風呂で、一日の疲れを気持ちよくリフレッシュしてくださいね。
換気扇フィルター、私も今度チェックしてみます…!(ドキドキ)